◾︎はじめに
「疲労骨折って言われたけど、そもそも何かわからない…」
「クセになるの?」
「ポキッと折れる骨折と何が違うの?」
疲労骨折って聞いたことあるけど、実際どういうものなのかはっきり分からないって方は多いと思います。
特に成長期の子どもは、休養や動作のクセ修正が不十分の場合、再発するリスクもあります。
なぜ繰り返すのかを知ることが、予防の第一歩です。
今回はそんな疲労骨折について、わかりやすく詳しく解説していきたいと思います!
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療を目的としたものではありません。
◾︎疲労骨折とは?
一回ではポキッと骨折までいかないくらいの衝撃が何回もの蓄積によって、正常な骨に傷ができてしまうこと。
比較
普通の骨折
捻ったりぶつけたり強い外力により骨が折れる
疲労骨折
骨への繰り返しのストレスによって発生する
筋肉の疲労により、骨への負担が増して疲労骨折が起こりやすくなる。
また、動作のクセや環境、練習量の変化によっても関連性があると考えられている。
◾︎疲労骨折の特徴(おおよその目安)
初期
・運動中、運動後だけ痛みを感じる
・安静にすると痛みが落ち着く
・レントゲンでは異常なしとされることが多い
※ 初期はレントゲンで『異常なし』と言われても、痛みが続く場合は要注意。
進行
・運動開始すぐから痛み
・運動後も痛みが残る
・押すとピンポイントで痛いところがある
・腫れなどがでることもある
・レントゲンは痛みが出だして2〜6週間で変化みえる
重症化
・日常生活でも痛い
・足の場合、歩くだけで痛い
MRIでは初期の段階から変化が見られる
◾︎どこに起こりやすい?

すね(腓骨、脛骨)、足の甲の部分(中足骨)、腰(腰椎分離症)、あばら(肋骨)
細い骨やストレスがかかりやすい場所
繰り返し負担がかかる場所に起こりやすい。
◾︎ こんな時は注意!疲労骨折が起きやすい状況とは?
・繰り返しの動きが多い(ダッシュ、ジャンプ、投球など)
・筋肉が疲労している
・急激に練習量や負荷か増えた
・靴(シューズ)が合ってない、またはクッション性が少ない
・硬い地面での練習
など、様々な要因が関係していると言われている。
◾︎起こりやすいスポーツ別解説
各スポーツ動き別 疲労骨折が起こりやすい部位
「▶(詳細)」をクリック👇
野球
・スイング(腰、肋骨)
・投球(肘、腰)
・ダッシュ(足、すね、腰)
走る動作は練習中などが多く、またスイングや投球などでは体幹を捻る動作も多い
ランニング
・走る(足、すね)
・ダッシュ(足、すね、腰)
地面の硬さやシューズによって負担のかかり方が変わる
バスケットボール
・シュート(足、すね)
・ダッシュ&切り返し(足、すね、腰)
ジャンプ&着地が多く、急な切り返しも多く足に負担がかかりやすい
サッカー
・シュート(腰)
・ダッシュ&切り返し(足、すね、腰)
シュートでの腰を捻る動作や急停止&方向転換が多い
バレーボール
・スパイク(肋骨、腰)
・ジャンプ&着地(足、すね、腰)
ジャンプや着地の踏ん張り動作、スパイクなど急な動きが多い
ゴルフ
・スイング(肋骨、腰)
スイング時の強い捻じり動作で肋骨や腰に負担がかかる
◾︎疲労骨折どう治る?対処
※自己判断で対処せず、専門機関を受診して、指示に従うことをオススメします。
基本的には患部の安静(数週間〜2ヶ月程度)を図るために、負担がかかっている動作を中止すること
状態に応じた荷重制限が必要な場合があり(専門機関の指示のもと)
運動は数週間〜何ヶ月かけて徐々に再開
※専門機関の指示に従うことをオススメします
◾︎予防方法は?
✔️練習量の急な増加には気をつける(練習量の管理)
✔️シューズを適切なものに
✔️走る時に地面の硬さを意識する
✔️筋肉の疲労をためこまない
✔️運動中の動作のクセを修正する
◾︎セルフケア(再発予防にオススメ)
※まず痛みや違和感がある方は専門機関へ受診を!
あくまで再発予防のためのセルフケアです。
すねの疲労骨折の再発予防におすすめのストレッチ

足部や大腿部のストレッチや体操をすることで、すねの負担が減ることも!👇
タオルギャザー
床にタオルを敷いて、足の指でタオルをたぐり寄せる体操

大腿部のストレッチは下記の記事チェック👇


その他ストレッチ・体操は、下記のストレッチ・トレーニングページより
各種参考にしていただければと思います!痛みの無い範囲で無理せずにやってみてください。

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◾︎まとめ
動作のクセがあり疲労骨折をした場合、治癒した後でも動作のクセが残っている場合は、また同じ場所に負担がかかり、再発する可能性もあります。
また筋肉の疲労により、骨へのダメージが生まれる場合がありますので、日々の疲労度のチェックや動作のクセの修正をオススメします!
ケガには、何かしらの原因・要因があると考え、
それを解決することで再発予防につながります。
「なぜケガをしたのか原因まで伝える場所」を作っていきたいと思っています!
他の記事もぜひチェックしてみてください!
◾︎参考にした文献
・山下敏彦, 石井清一. 疲労骨折について. 体力科学. 1994;43(supplement):145-154.
・Bergman R, Kaiser K. Stress Reaction and Fractures. 2025 Apr 3. In: StatPearls [Internet]. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; 2026 Jan–. PMID: 29939612.


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