はじめに
「運動神経を伸ばすには、たくさん運動させればいいの?」
そう思っていませんか?
でも実は、ただ走ったりジャンプするだけではなく
子どもの身体は、さまざまな“動きの種類”があります!
この記事では、遊びやスポーツ、生活の中にひそむ「基本的な動きの種類」をご紹介します。
動きの種類①:ジャンプ・跳ねる(跳躍系)
- 例:ケンケンパ、トランポリン、縄跳び、両足ジャンプ
- 意味:瞬発力や筋力、空間把握能力を育てる
- ポイント:ジャンプして「着地」するまでが運動。バランス感覚も必要
動きの種類②:バランスをとる(平衡系)
- 例:平均台、片足立ち、ぐらぐらする遊具
- 意味:体幹・姿勢保持能力・転倒防止力を育てる
- ポイント:静止中・動いている時の両方でバランス感覚が育つ
動きの種類③:回転・回る
- 例:でんぐり返し、鉄棒の前回り、体をひねる
- 意味:重力・姿勢感覚・前庭感覚を育てる
- ポイント:めまいに慣れること、空間感覚の成長も
動きの種類④:切り返す・方向転換する
- 例:鬼ごっこ、サッカー、バスケのフェイント
- 意味:俊敏性・判断力・反応速度を育てる
- ポイント:止まる・動く・曲がるなど複数動作の組み合わせ
動きの種類⑤:這う・くぐる・転がる(低姿勢系)
- 例:ハイハイ、トンネルくぐり、芝生でごろごろ
- 意味:空間認識、重心移動、前庭感覚を育てる
- ポイント:特に幼児期に大切な「基礎の動き」
動きの種類⑥:ものを掴む・投げる・つかう(操作系)
- 例:ボール投げ、お箸を使う、工作、洗濯バサミ遊び
- 意味:手先の器用さ、空間操作能力を育てる
- ポイント:指先の発達が「学習能力」にもつながると注目されている
動きの種類⑦:走る・歩く・止まる(移動系)
- 例:鬼ごっこ、かけっこ、散歩
- 意味:持久力・協調運動・体力を育てる
- ポイント:単調なようで実は多くの発達を支えている
動きの種類⑧:押す・引く・登る(筋力系)
- 例:登り棒、すべり台の階段、引っ張りっこ
- 意味:筋力・耐久力・自己コントロールを育てる
- ポイント:「全身を使ってコントロールする力」が身につく
まとめ:いろんな動きを経験することが、運動発達のカギ
「ジャンプさせとけば運動になる!」というわけではありません。
“いろんな種類の動き”をまんべんなく経験させることが、運動神経や体の使い方をバランスよく育てるカギになります。
今後の記事では、それぞれの動きが子どもにどう影響していくのかも詳しく紹介していきます!
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