【初心者OK】座ったままできる体幹トレーニング2選|ドローイン&ブレーシングのやり方と効果

こども ケガ・予防

デスクワーク中でも簡単にできる「座ったままの体幹トレーニング」を、初心者向けに解説します。
特に、腰痛予防や姿勢改善に効果的な「ドローイン」と「ブレーシング」のやり方を紹介。

はじめに

「最近、姿勢が悪くなってきた気がする…」
「腰痛や疲れやすさが気になる…」
そんなあなたにおすすめしたいのが、体幹トレーニング

特に今回は、イスに座ったままでもできる「ドローイン」「ブレーシング」という2つの方法をご紹介します。

道具も不要、場所も取らないので、デスクワーク中のすきま時間やテレビを見ながらでも実践できます!


体幹ってそもそも何?

体幹とは、背骨・骨盤まわりの総称で、胴体の部分。

身体の軸を安定させる重要な部分。
体幹を支えている筋肉は姿勢保持や運動時のバランス、内臓の位置の安定などに深く関わっています。

体幹が弱くなると…

  • 姿勢が崩れやすくなる
  • 腰や肩に負担がかかる
  • 転倒リスクが高まる
    など、日常生活にもさまざまな不調が出やすくなります。

【1】ドローインのやり方|座ったままの体幹トレーニング

ドローインとは、お腹をへこませるように呼吸を行い、腹横筋(ふくおうきん)などのインナーマッスルを鍛えるトレーニングです。

やり方(イスに座ったままOK)

  1. 背筋を伸ばしてイスに腰掛ける
  2. ゆっくりと息を吐きながら、お腹をへこませていく
  3. お腹をへこませたまま、約10秒間キープする
  4. 息を吸って元に戻し、リラックスする
  5. 10回程度繰り返す
  • 背中を丸めず、まっすぐに保つ
  • 肩に力を入れず、リラックスして行う
  • 慣れてきたら、歩行中や立ち姿勢でも実践可能

【2】ブレーシングとは?効果とやり方|初心者でもできる体幹安定法

ブレーシングは、腹部全体の筋肉を「ギュッ」と固めて圧を高めることで、体幹の安定性を高める方法。ドローインと違い、へこませずに「腹圧をかける」のが特徴。

やり方(イスに座ったままOK)

  1. 背筋を伸ばして座る
  2. 深く息を吸い込み、お腹に力を入れて腹筋全体を固める
  3. 腹筋の力をキープしたまま、息を吐き続ける(約10秒間)
  4. 力を抜いてリラックス
  5. 10回程度繰り返す
  • 力を入れたまま息を止めない
  • お腹をへこませるのではなく、「前・横・後ろ」に張るイメージで腹圧をかける
  • スポーツをしているときのケガ予防にも役立つ!

ドローインとブレーシングの違いと使い分け

項目ドローインブレーシング
対象筋肉腹横筋などのインナーマッスルお腹の全ての筋肉
主な目的姿勢改善・腰痛予防など安定性向上・重い動き対応
呼吸の方法お腹をへこませるお腹を張って腹圧をかける
難易度初級中級

両方をバランスよく取り入れることで、日常生活からスポーツまで幅広く活かせる体幹をつくることができます。


よくある疑問 | FAQ

Q
どちらを優先してやればよいですか?
A

初心者は比較的やりやすいドローインから始めるのがオススメ!
慣れてきたら、ブレーシングに挑戦してみてください!

さらに慣れてきたらドローインorブレーシングを行いながら
両手をバンザイしたり、膝を曲げ伸ばししたりしてみてください。

そうすることで、筋肉を使って体幹を安定させた状態で
身体を使う練習にもなります!

Q
腰痛がある人でもできますか?
A

腰を曲げ伸ばししないため、腰痛持ちの方でも比較的やりやすいですが
ドローインやブレーシングをやって痛みが出る場合は控えてください。
状態によっては悪化してしまう場合がありますので、一度医療機関などでご相談ください。

まとめ

体幹トレーニングは、寝たまま・立ったままだけでなく、座ったままでも十分に行えます。
忙しい日々でも少しの時間で実践できるので、ぜひ習慣にしてみてください。

「ドローイン」と「ブレーシング」、あなたの体幹強化の第一歩に!

参考文献

Madokoro S, Yokogawa M, Miaki H.
Effect of the Abdominal Draw-In Maneuver and Bracing on Abdominal Muscle Thickness and the Associated Subjective Difficulty in Healthy Individuals.
Healthcare. 2020;8(4):496. https://doi.org/10.3390/healthcare8040496

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