「肩がこる」「首が重い」「背中が張る」
そんな不調の多くは、肩甲骨の動きの悪さや姿勢の乱れが関係しています。
長時間のデスクワークやスマホ操作で背中が丸まり、肩甲骨が外に開いたまま固まると、
首や肩の筋肉が常に引っ張られた状態になります。
💡ポイント1:肩甲骨を寄せる意識が大切
肩甲骨を軽く背中の中心に寄せるように意識することで、
背中の下部にある「下部僧帽筋(かぶそうぼうきん)」が働き出します。
この筋肉は、肩甲骨を寄せる+下げる役割があり、猫背や巻き肩の予防に欠かせません。
一方で、肩がすくむような姿勢を取ると「上部僧帽筋」が優位に働き、
肩こりや首の緊張を引き起こします。
💡ポイント2:首をまっすぐ伸ばすイメージで
「顎を軽く引いて、頭のてっぺんを上に引っ張られるように意識」
この姿勢を取ることで、首と頭が正しい位置に戻り、
頭の重さ(約5kg)を首で支える負担が軽減されます。
背筋が伸び、呼吸もしやすくなります。
💪簡単スッキリ体操

- 背筋を伸ばしてイスに座る
- 肩甲骨を軽く背中の中心に寄せる
- そのまま5〜10秒キープ
- 力を抜いてリラックス(3回ほど繰り返す)
👉 ポイント:肩が上がらないよう、肩甲骨の真ん中〜下辺りを寄せるようなイメージで行う。
🌿まとめ
肩甲骨を意識することで、首・肩・背中のバランスが整い、
自然と美しい姿勢に近づきます。
「肩を寄せて、首を伸ばす」
このシンプルな動きを、日常のスキマ時間に取り入れてみましょう。
参考にした書籍
『スタンフォード式 疲れない体』
著者:山田知生(スタンフォード大学スポーツ医局 アソシエイトディレクター/アスレチックトレーナー)
出版社:サンマーク出版



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